伝説のレオンス・ボッケ・セラー【4】セラーにてテイスティング

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今回はレオンス・ボッケ・セラーでのテイスティングの様子をお伝えします。広いセラーを案内して頂いた後は鉄格子の中の秘蔵の古酒の眠るセラーにてテイスティングさせて頂きました!
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写真の通り広く快適なセラーで期待が高まります!
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テイスティングはブルゴーニュ・ブランからはじまり、<ドクター・バロレ・コレクション>について色々と教えてくれました。マニアならご存知かと思いますが、上のラベルが、かの<ドクター・バロレ・コレクション>のラベルです。そして下のラベルは僕もはじめて見たのですが、こちらも知る人のみぞ知る古典的重量級の今はなき幻の造り手、ドメーヌ・グリヴェレのワインをドクター・バロレがテイスティングし、樽ごと買った物だそうです。下の方に赤い字でに<Arthur Barolet et Fils>と書かれています。これらのラベルはファイルで大事に保管していました。

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ワインはこの様に番号で仕切られ並べられています。この状態だと、こちらでは何年の何の銘柄か全く解りませんが、ワイナリー側は全て把握しています。他のワイナリーでも、この様に暗号等を書いて解らない様にしていますが、これは盗難を防ぐ為だそうです。
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畑を所有しているCHAMBOLLE-MUSIGNY 1ER CRU(シャンボール・ミュジニー一級)の” Les Groseilles”(レ・グロセイユ)と” Les Feusselottes”(レ・フスロット)の2つの土壌の特徴を教えて貰いながら比べてテイスティングしたのですが、” Les Groseilles”は文字同じ通りグロセイユを食べた後の様な渋みや種のエグミを強く感じました。一方” Les Feusselottes”(レ・フスロット)はシャンボール・ミュジニーらしい絹の様なキメの細かさで軽やかで、華やかさを感じました。同じ村でも土壌や地形、気候条件の違いで全く異なる事に、テロワールの奥深さを再確認しました!
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そして最後に、周りの棚から一本取り出してくれました。ここからブラインドのはじまりです!笑

最初にカビの匂いを感じたので思ったより古いワインと感じてしまい、1976年と答えてしまいましたが、正解はジュブレ・シャンベルタン一級ラヴァー・サン・ジャーク1983年でした!
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周りに古酒が沢山あるので『古酒のリストは無いのですか?』と尋ねたら、こちらは残念ながら非売品との事でした。しかし『友人にプレゼントしたいので1976年を一本なんとか譲って頂けないですか?』と食い下がったら、出して来たのが写真のサヴィニ・レ・ボーヌ1976年です。何とこちらをプレゼントしてくれるとの事でした!このまま渡すのはマズイという事で、瓶を綺麗に拭いてラベルを貼っておくので、後日取りに来て欲しいとの事でした。
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後日、瓶を取りに行ったら、この様に綺麗に蝋封までしてくれていました!状態は完璧だったので美味しかったのは言うまでもありません。
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とても親切にあたたかく対応して頂いたディレクターのPierre Jheanさんに感謝です!

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