ワイン初心者のワインレポートVol.4

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 みなさんこんにちは!2016年最初の「ワイン初心者のワインレポート」は、先日会社の事務所で頂いた一本で当社Facebookでもご紹介している<ブルゴーニュ・ブラン2009年>の感想です!
 

 ブルゴーニュ・ブランと言っても、ジュブレ・シャンベルタン村で作られたシャルドネはかなり珍しいとの事。ワインを勉強し始めたばかりの私ですが、言われてみればジュブレ・シャンベルタンは赤の印象しかありません。ワイン好きの方々でもなかなか飲んだ事が無いのでは?との事で、いつものように社長にサービスして頂きました。

 
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グラスに注がれたワインを見てうちの主人が「色が濃いですね」と一言。試飲会でもほとんど赤ばかりテイスティングしていたので、「色が濃い」と聞き「ふむふむ、これが濃い白なのね」と頭にインプット。

 今まで白をあまり飲んでこなかった私には、ジュブレ・シャンベルタンの白と言われてもあまりピンとくるものが無く、この時は睡眠不足で頭の中が少しボーッとしていた事もあり、テイスティングして色々感じることができるかな?と少し不安でした(苦笑)しかも以前某ワインイベントで頂いた、いくつかの白にあまり良い印象がなく、グラスに鼻をつけてすぐさま「マヨネーズのにおいがする!」とその場にいた一同で同意しあった経験がありました。
 そんな訳でブルゴーニュ・ブランをいただくこの日まで白は敬遠していたのです。
 ただ、社長も期待していた一本なので大丈夫だろうと安心はしていましたし、白は敬遠してきたことを正直に言うと「赤でも白でも美味しいものは美味しいですよ」とのコメント。
 
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 そして注がれたブルゴーニュ・ブランは透明感がありながらも濃い黄金色に輝き、事務所の照明に照らされてグラスの中でキラキラと光を放っていました。
 グラスを受け取って香りを嗅いでみると、鼻の中が強い果物の香りで満たされて、なんとも幸せな気分になりました。りんごのような香りがグラス一杯に広がっているのですが、ほのかに別の香りが鼻腔を刺激してきます。刺激と書くと少し語弊があるかもしれませんが決して悪い印象ではなく、むしろとても素敵な香りです。合唱で例えると女性のアルトがりんごだとしたら、アルトの歌声に少人数のメゾソプラノの声がのっかっている感じ。このメゾソプラノの香りは具体的にどういうもので例えられるだろう?と考えていると、私の主人がまたしても一言「栗っぽい香りがする」。
 あー、それそれ!それです!
 なぜ主人は具体的なものがすぐに出てくるのでしょう?なぜ私は具体的なものが出てこないのでしょう?(笑)
 栗と言ってもケーキのモンブランにかかっているマロンクリームのような甘いニュアンスで、それがりんごのような果実味のある香りと合わさり魅力的な芳香となっています。

 

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 個人的にとてもピュアな印象を受けたブルゴーニュ・ブランで、香りは豊満なのに軽やかな印象もあります。液体の色と同じで<濃くも透明感のある白>という感じ。
 その感想を口にすると社長は「ピュアでありながらどっしりと地に足がついている」とおっしゃったのですが、「地に足がついている」というのは私のワイン経験が未熟なせいか正直よくわからないところがあります。ただ、これに関してはもっと経験を積んで実感できる日の為に覚えておこうと思いました。
 また、「リンゴのシャリシャリした部分では無く、中央に密集した蜜が集まった透明の部分を感じるワイン」という感想も口にされており、なるほどなるほど。それはわかる気がします。芯のあたりに集中している蜜だけを採取したようなワインとは、なんて贅沢な飲み物でしょう!

 

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 グラスのワインを飲んでいくと当然ワインの量は減ってくるのですが、グラスの壁面についたワインの香りが液体とは違う芳香を放っているように感じていました。やわらかい甘さと優しさのある香りで、これは何の香りなのか社長に質問してみると<樽香>との事でした。
 今回のブルゴーニュ・ブランに限らず、家で飲んでいるときにも気になっていた香り方だったので、謎が解決してスッキリしました。
 幸せな時間というのはあっという間に過ぎ去ってしまうもので、ゆっくりといただいたはずのブルゴーニュ・ブランもあっという間になくなってしまいました。それにしてもワインとは大量生産の既製品とは違い、あくまでも農作物で自然の産物であるということを考えると、本当に一期一会という言葉がしっくりくる飲み物だなぁと、酔いの回った頭の中でボンヤリ考えていました。機会を逃せば一生出会うことがない、一度出会っても正に一生に一度の一本となるかもしれない・・・そんなことを思うと少し寂しい感じもしますね。 それにしても希少価値の高いジュブレ・シャンベルタンの白ですが、是非また飲みたい一本です!

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