ワイン初心者のワインレポートVol.3

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みなさん、こんにちは!今回は私が人生で3回目に参加した試飲会でのお話をしたいと思います。その試飲会はブルゴーニュを始め、ボルドー、シャンパーニュ、アルザスなどのフランスワインから、スペインやイタリア、ニューワールドなど沢山のワインが揃っていました。


何から飲んでいいものか私一人では迷ってしまうところですが、同行してくれた社長は「まずブルゴーニュの良いワインは必ず飲んでおいた方が良いのでテイスティングしてみては?」とのアドバイスがあり、その中でも有名ドメーヌの物を試してみることにしました。

今回はその時に印象的な出来事がいくつかあったので、それらのエピソードをお話しします。
パリ見本市1
用意されていたワインはほとんどが2010年以降のものだったのですが、1種類だけ98年の赤がありました。社長に「これは飲んでおいた方がいいですよ」と言われたので早速試してみたのですが、口に含んだ瞬間、喉全体に細かい塵がバッと張り付いたような感覚があり、思わず咳き込んでしまいました。私は軽いアレルギー体質で、花粉症の季節に外を歩いているとこのような症状が出ることがあるのですが、ここは試飲会の会場です。一体なんだ?と思ってグラスを見たら、グラスの周りには沢山の澱がついていました。
<ワインレポートVlo.2>で<シャトー・タイヤック キュベ・プレステージ 2003>のあまりの美味しさに澱まで飲んでしまったというお話をしたのですが、この時にようやく澱が入ったワインは飲むべきではないと実感しました!(苦笑)喉の不快感もさることながら、埃っぽい味わいのワインという感じで、せっかくの古酒で楽しみにしていたのに、なんだかとてもガッカリです。これから試飲する時はボトルの中の残量は必ずチェックしようと思いました。
パリ見本市2
気を取り直してテイスティングを続行しましたが、値段の安い順から高い順へと進めていくうちに「値段が高いからと言って、必ずしも美味しいわけではないのだな」という感想を持ちました。更に何となくではありますが、値段の高いワインのほうがアルコールがキツイような印象があり、これは今後まだまだ熟成させていく価値があるということなのでしょうか?また、同じ造り手には、どのワインにも似たような香りが根底にあり、造り手により違う味わいがあるような気がしました。どう説明して良いのかわからないのであくまでも私のイメージですが、テイスティングをすると、どのワインでも木のぬくもりを感じるような優しい光景が頭に浮かび、そこからそれぞれ違う味わいになっていくという・・・(あまり具体的な言い方ができずにスミマセン)そんな感じです。
主人はテイスティングをしながら「なめし革のような」とか「犬の糞みたいな匂いが」とか言っているのですが、残念ながら私にはそのようなことわからず・・・。
主人はもともと食べることや飲むことが好きな人なので、私との経験の差を感じるところです。ワインの知識がほぼ無いのに<なめし革>という言葉が出てくるのも、主人は革製品の手入れが大好きなので、香りを嗅ぎ慣れているというのがあるのかもしれません。あー、羨ましいです(笑)
ブルゴーニュを一通り飲み終えた後はスペインのワイナリーの熟成した古いワインをテイスティングしたのですが、実はその時、私は別のブースが気になっていて、そのワインの味はあまり覚えていません(苦笑)一口飲んでもピンと来なかったというのもあり、社長と主人がスペインブースの前で話をしているので「私、あっちが気になるので、一人で行ってきます」と言い残し、その気になるブースへ向かいました。
リースリング07'
ワクワクしながら一人で行ったのはアルザスワインのブース。なぜワインのことを何も知らない私がアルザスワインに興味を示したかというと、少し前に本でワインの勉強をしていた時、ボトルの種類が地域によって違うことを知り「へー、アルザスのボトル、シンプルで可愛い」と思ったという単純な理由からです。試したのはリースリングとゲヴェルツトラミネール。リースリングは子供の頃に聴いた鼓笛隊のベルリラの音色のような高音でキラキラした感じの味わいです。続いてゲヴェルツは、その場にいた知り合いの方が教えてくれた通り、ライチの華やかな香りが強くてとても驚きました!香りは甘い感じがするのに、味わいはスッキリしており、リースリングと全然違う可愛らしさ!甘いお酒が苦手な私でもスッと飲むことができ、一口でとても気に入りました!
ちなみに私は、ライチは苦手で食べられません(笑)
 ゲヴェルツ07'
この時に飲んだのはレオン・ベイエのリースリング2013、同じくレオン・ベイエのゲヴェルツトラミネール2012でしたが、後の試飲会で別ヴィンテージをテイスティングする事が出来たのですが、その時の話はまた別の機会にしたいと思います。
コルマール1 コルマール2
その後、社長と主人と合流し、アルザスワインを気に入った話しをすると、社長が以前訪問したアルザスの写真を色々と見せてくださり、ワインのイメージと同じで、とても可愛らしいその街並みに、「可愛い!」を連発していた私なのでした。
 コルマール3

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